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FRBのLisa Cook理事、AI投資がインフレ要因と指摘
FRB理事は、AI需要によりインフレ率が2%に戻るのが遅れていると述べています。雇用への影響は、今のところ一部の分野に表れているにとどまります。
FRB(米連邦準備制度理事会)のLisa Cook理事は2026年9月28日(月)、AI投資が米国のインフレを押し上げていると述べました。同氏の見方では、そのせいでインフレ率がFRBの目標である2%に戻るのが遅れています。発言の場は、カリフォルニア州で開かれたOakland Tech Weekでの基調講演です。
AI関連のハードウェアとソフトウェアの価格は急騰しています。Cook氏は、この上昇の多くを、需要がAI分野に移っていることの表れと読み解きます。特定の1セクターの価格を狙って金利を動かすのは「誤りになりかねない」と同氏は警告しました。
より広い圧力の源はデータセンターです。建設作業員やエネルギーをめぐって、経済のほかの部分と奪い合いになっています。企業が発表済みのAI投資は約2兆ドルに上りますが、これまでに使われたのはまだ一部にとどまる、とCook氏は述べました。
雇用については、8月の失業率は4.1%で、同氏によると、広範な混乱の兆しはほとんど見られません。一方で、AIがプログラマーや同時通訳者の需要を減らしている兆候があり、エントリーレベルの職種は圧力を受けています。同氏が懸念するのは、労働者のスキルと空いている求人とのミスマッチです。FRBの政策手段では、これはほとんど解消できません。
FRBは9月前半に0.25ポイントの利上げを実施しました。トレーダーは10月下旬にもう一度の利上げがある確率を約70%とみている、とThe Hillが報じています。
AIツールを導入する企業にとっては、借入コストの決定にかかわる当局者が、そのコストが高止まりしている理由の一つにAIブームを挙げたことになります。
出典
- Federal Reserve Board:An update on AI and the economy。確認日:
- The Hill (via Yahoo Finance):Fed’s Cook says AI demand ‘broadening’ to increase inflation。確認日: