Veo 3 vs Runway
総評:Google VeoかRunwayか
Cloudの補償が必要な場合や、Veo 3.1 Fastを最安の定価で使いたい場合はGoogle、他のモデルと並べてVeoを使うならRunway Maxです。Veo 3.1では、Runway MaxはGemini APIと同額で、Standardは2.4倍かかります(すべてのクレジットを使い切った場合、プランの確認日:)。補償の対象は未加工の出力で、商標に関する請求は除外されます。Gemini APIの利用規約は、広告利用を認めても禁じてもいません。
Google Veo
- おすすめな人
- ネイティブ音声付きで最長8秒のヒーローショットやB-roll。GoogleのAIプランのFlowクレジット、またはGemini API経由で使えます。
- おすすめしない人
- 1本で8秒を超えるVeoクリップが必要な人、またはGoogle Cloud以外でIP補償が必要な人(一覧のWorkspaceの項目には、Veoの対象範囲の記載がありません)。
Runway
- おすすめな人
- Runway独自のモデルとAlephの動画編集をKlingやSeedanceと並べて使いたく、出力物に商用上の制限がないことを求めるチーム。
- おすすめしない人
- 入力物と出力物をRunwayのモデル学習に使われるのを受け入れられないブランド(規約で認められています)。
| 月額(USD)〜 | $4.99 | $15 |
|---|---|---|
| 音声付きVeo 3.1 | Gemini APIは秒単位の料金。QualityはFlowクレジット100 | WebプランもAPIも1秒あたり40クレジット |
| 8秒のVeo 3.1 Fast動画1本 | Google AI Pro:Flowクレジット20 | APIクレジット120(1秒あたり15) |
| 広告利用 | Google Cloud:出力は利用者のもので、商用利用を制限する条項なし。コンシューマー向け規約とGemini API規約は言及なし | 全プランで可(4.4)。Veo動画へのGoogle規約の適用は明記なし |
| 知的財産権の補償 | Google Cloud、一般提供モデル、加工なしの出力が対象。商取引での商標利用は対象外 | 規約に記載なし |
| アップロードの学習利用 | Gemini API有料枠:Googleの製品改善には使われない | 入力と出力に対する取消不能・永続的なライセンス(4.4) |
| 未使用クレジット | 月ごとのFlowクレジットは繰り越し不可。毎日付与の50クレジットは失効 | MaxとTeamは1か月繰り越し可 |
VeoのRunway版はGoogle版と同じ?
同じVeo 3.1のモデルです。Runwayは再販事業者(他社のモデルを自社プランで販売)の立場で、Google自身も3つの経路で販売しています。
Runwayの比較表(2026年9月24日閲覧)では、音声付きのVeo 3.1とVeo 3はどちらも1秒あたり40クレジットです。APIではveo3.1が音声付きで1秒あたり40クレジット、veo3.1_fastが15クレジットで、1クレジットは1セントです。
GoogleはVeo 3.1を、Google AIプランのFlowと、プレビュー版のモデルIDによるGemini APIで販売しています。Google Cloudでは、veo-3.1-generate-001とveo-3.1-fast-generate-001が一般提供(GA)です。Gemini APIの廃止予定ページでは、Veo 3の提供終了日が2026年6月30日とされていますが、Runwayは引き続き掲載しています。
Veo 3.1の1秒あたり料金が安いのは?
GoogleのGemini APIです。公表料金ではRunway Maxと同額で、Runway Standardはクレジットを使い切った場合でその2.4倍です。
Runway Standardは月額$15で625クレジット、Maxは月額$95で9,500クレジットです(料金ページ、確認日:)。1秒あたり40クレジットで、Standardは1秒$0.96、Maxは$0.40です。Gemini APIでは、Veo 3.1 Standardが1秒$0.40で掲載されています。
| 経路とプラン | 料金 | 8秒の動画 |
|---|---|---|
| Runway Standard、音声付きVeo 3.1 | 1秒あたり40クレジット | $7.68 |
| Runway Max、音声付きVeo 3.1 | 1秒あたり40クレジット | $3.20 |
| Gemini API有料枠、Veo 3.1 Standard | 1秒あたり | $3.20 |
| Runway API、veo3.1_fast | 1秒あたり15クレジット | $1.20 |
| Gemini API有料枠、Veo 3.1 Fast(1080p) | 1秒あたり | $0.96 |
| Google AI ProのFlow、Veo 3.1 Fast | 1本あたり20クレジット | $0.40 |
| Google Cloud、GAのVeoモデル | 1秒あたり | データベースに未掲載 |
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Flowの行は、Google AI Proの月額$19.99と月1,000クレジットのみを計上しています(プランページ、確認日:)。Googleアカウントには、これとは別に毎日50のFlowクレジットが付与され、Fastのクリップ2本分になります。繰り越しはできません。
Gemini APIの規約には広告利用を認める記述も禁じる記述もないため、料金が安い分、権利面は不透明です。Veoの全料金はGoogle Veoの料金、RunwayのプランはRunwayの料金をご覧ください。
動画を有料広告に使える?申し立ては誰が補償する?
Google Cloudでは出力が利用者のものになり、商用利用を制限する条項はなく、IP補償(出力をめぐって訴えられた場合に補償する約束)も付きます。Runwayは、どのプランでも商用利用が可能です。
Runwayの利用規約(2026年10月23日)には、「出力物の商用利用を制限しない」とあります(4.4)。Runwayで作ったVeoの動画にGoogleの規約も適用されるかどうかは、規約に書かれていません。セクション10.4は「第三者がホストする」素材を利用者の自己責任とし、内容が食い違う場合は補足規約(Supplemental Terms)が優先されます。
Googleのコンシューマー向け利用規約(2026年7月30日)には「Googleはそのコンテンツの所有権を主張しません」とあり、商用利用についてのFlowのFAQも同じ一文で答えています。また同規約は、AI生成コンテンツを機械学習モデルの開発に使うことを禁じています。
Google Cloudでは、Gemini Enterprise Agent Platform APIから呼び出す一般提供のVeoが、補償対象サービス一覧(2026年7月20日)に載っています。Googleのモデルページでも、veo-3.1-generate-001とveo-3.1-fast-generate-001はGAです。Cloudでは生成された出力(Generated Output)はお客様データとして利用者のものになり、商用利用を制限する条項もありません(サービス固有規約のセクション20(a)、Cloud規約のセクション5.1)。
補償の対象は、有料利用での加工していないVeoの出力です(20(i))。出力を商取引で使うことから生じる商標権侵害の主張と、侵害を知りながらの利用は対象外です。補償を受けられるのはGoogle Cloudの顧客だけで、FlowやGemini APIは対象になりません。
条項ごとの比較は、権利・利用条件の比較表のGoogle VeoとRunwayで確認できます。
アップロードを学習に使うのは誰?
Runwayは全プランで、GoogleはGemini APIの無料枠だけです。
Runwayの4.4は、入力と出力をモデルの学習・改善に使う「取消不能・永続的な」ライセンスをRunwayに与える内容です。Gemini APIの料金ページによると、無料枠のコンテンツはGoogleの製品改善に使われ、有料枠では使われません。Google Cloudでは、サービス固有規約18により、許可なくお客様データで学習することは禁じられています。
Veo 3.1かRunway独自のGen-4.5か?
RunwayではGen-4.5のほうが1秒あたりの料金が安くなります。Veo 3.1は音声を同時に生成でき、最長8秒の動画を作れます。
Gen-4.5は1秒あたり12クレジットで、すべてのクレジットを使い切った場合、Standardでは動画1秒あたり$0.29です(料金ページ、確認日:)。40クレジットのVeo 3.1は、その3倍以上かかります。FlowではVeo 3.1のクリップは4秒、6秒、8秒で、Gemini Omni Flashでは10も加わります。Runwayの料金ページでは、Gen-4.5が現行のGen-4モデルとして掲載されています。
どちらのユーザーも有料のやり直しを報告
Veoではやり直しに課金され、Runwayではクレジットがすぐ尽きます。
Google Veoについて、2025年10月〜2026年9月の公開情報62件では、次の点が挙がっています:
- モデレーションが通常の作業まで弾く。クライアント自身の写真や、ユーザー自身の顔も対象になる(出典62件中13件:Reddit、Reddit)
- プロンプトへの追従が弱く、使える動画を得るまでに有料の再生成を何度か重ねることになる(出典62件中13件:Reddit、Reddit)
- ネイティブ音声を同時に生成でき、SNS向けの動画に使える(出典62件中5件:Reddit、pxz.ai)
Runwayについて、2026年1月〜9月の公開情報54件では、次の点が挙がっています:
- クレジットが動画1〜2本で尽きる(出典54件中22件:App Store、Trustpilot)
- ロゴが変わったり、商品が歪んだりして、指示と出力が食い違う(出典54件中13件:Trustpilot、Trustpilot)
- ホスト型のVeo・Kling・SeedanceとGen-4.5を1つのワークスペースで使える(出典54件中6件:YouTube、YouTube)
どちらも合わない場合
Klingは、ネイティブ音声付きで最長15秒の動画を作れます。会員なら商用利用が可能ですが、広告に関する同意条項(利用規約3.1(d))は有効なままです。Higgsfieldは、KlingやSeedanceと並べてVeoを1つの残高で販売しており、必要クレジットはGenerateボタンに表示されます。Lumaは、音声付きVeo 3.1を1080pで1秒あたり280クレジットで販売しています。
1対1の比較:Kling AI vs Runway、Higgsfield vs Runway、Seedance vs Veo 3。競合モデルをまとめて見るならAI動画生成ツールへ。
Higgsfieldの次の一歩:Cinema StudioのAI映画メーカー
出典
- Runway:Runway pricing(プランカードは2026年10月2日に再確認。比較表のVeo 3.1の行(音声付きで1秒あたり40クレジット)は2026年9月24日に閲覧)。確認日:
- Runway:Runway API pricing(1クレジット=1セント。veo3.1は音声付きで1秒あたり40クレジット、veo3.1_fastは15)。確認日:
- Runway:Runway Terms of Use(2026年10月23日更新、セクション4.4・8.5・10.4と、補足規約(Supplemental Terms)に関する前文)。確認日:
- Google:Google AI plans(Google AI ProとUltraの料金、月ごとのFlowクレジット)。確認日:
- Google Flow help:Flow credits(1回の生成あたりのクレジット:Veo 3.1 Fastは20、Qualityは100。サブスクの有無を問わず毎日50クレジット)。確認日:
- Google:Gemini API pricing(2026年9月24日更新。Veo 3.1のティア・解像度別の1秒あたり料金。有料枠のコンテンツはGoogleの製品改善に使われない)。確認日:
- Google:Gemini API deprecations(Veo 3とVeo 3 Fastは廃止予定(Deprecated)、提供終了は2026年6月30日)。確認日:
- Google:Google Terms of Service(2026年7月30日施行。生成コンテンツに関する記述)。確認日
- Google Cloud:Generative AI indemnified services(2026年7月20日最終更新。Gemini Enterprise Agent Platform APIの一般提供版Veo)。確認日
- Google Cloud:Google Cloud Service Specific Terms(2026年9月24日時点。18(学習の制限)、20(a)(生成された出力はお客様データ)、20(i)(加工していない出力の補償、商取引での商標利用は対象外)。Cloud規約5.1)。確認日: