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AI商品撮影のプロンプト

執筆:Alexandre S. 更新 最終確認 変更履歴

実際の商品写真から始め、シーンを描写し、最後の1行で変えてはいけない部分を指定します。この固定のしくみは、2026年10月2日に確認したGoogle、OpenAI、Ideogramのドキュメントに基づきます。

ショット別テンプレートと、商品を守る設定
ショット テンプレートの要素 商品を守る設定
白背景のパックショット 商品、白い背景、やわらかい真上からの光、ラベルの高さの角度 商品写真から編集。背景だけを変更する
ライフスタイルシーン 商品、場所、時間帯、斜め前からのアングル 複数の角度の写真を参照として添付する
フラットレイ すべてのアイテム、表面、均一な真上からの光、真上からの俯瞰 アイテムごとに参照写真を1枚。モデルの上限枚数内に収める
モデル着用・手持ち 商品、手またはモデル、ポーズ、トリミング 商品を参照画像に使う。人物は説明で指定し、クローンはしない
季節・キャンペーン 商品、季節の小物、色のムード、バナーの比率 実際のラベルをエディタで合成。Ideogramが生成した文字は、Ideogramのテキストレイヤーで編集

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商品が変わってしまう頻度と、各社のドキュメントの記載

商品写真ツールの公開レビューでは、商品が書き換えられるという不満が繰り返し挙がっています。

  • ChatGPT:編集で、そのままにすべき部分まで変わる(情報源34件中7件:Trustpilot)。
  • Pixelcut:生成編集で商品が変わり、ジュエリーの位置がずれたり色が変わったりする(情報源68件中9件:App Store、Trustpilot)。
  • Photoroom:生成機能で商品が変わり、ラベルが歪むこともある(情報源76件中6件:Trustpilot、App Store)。
  • Pebblely:プロンプトや参照画像が無視され、商品が変わる(情報源16件中3件:Trustpilot、Neurodigital)。
  • Flair:ロゴや柄が正しく出力されない(情報源24件中2件:Trustpilot、Shotkit)。

各社のドキュメントには、それぞれ制約が明記されています。Ideogramのテキストレイヤーのページは、生成したデザインについて「ポスター、書籍カバー、SNS用グラフィックの文字は焼き込まれています。誤字を直すには再生成が必要です」としています。

OpenAIの画像生成ガイドは、編集マスクについて「GPT Imageのマスキングは完全にプロンプトベースです。モデルはマスクをガイドとして使いますが、形状を完全に正確には守らない場合があります」と説明しています。

GoogleのAPIドキュメントは、モデルごとに参照画像の上限を定めています。Nano Banana 2は「最終画像に含める、忠実度の高いオブジェクトの画像を最大10枚」です。参照写真とOpenAIの忠実度設定は、自分の写真から始める場合に効くため、まず手元の写真から始めましょう。

どのツールでも使える1つのプロンプト構成

7つの枠があれば、どのツールでも商品写真に対応できます。被写体、設置面、光、レンズ、アングル、仕上がり、制約の一文です。下のテンプレートは、レンズとアングルを1行にまとめ、制約の行を「変えてよいもの」と「変えてはいけないもの」に分けています。それ以外の被写体のフォトリアルな静止画は、リアルなAI画像プロンプトの順番に従います。

GoogleはNano Banana向けに独自の文章型テンプレートを公開しており、「A high-resolution, studio-lit product photograph of a [product description] on a [background surface/description]」で始まります(Developers Blog、2025年8月28日)。Nano Bananaでの記入例と画像1枚あたりのコストは、Nano Bananaで商品撮影をする方法にあります。

ショット別のAI商品撮影プロンプト

各テンプレートの角かっこを埋め、商品写真を添付してから貼り付けてください。最後の2行はショットごとに異なり、ツールが変えてよい部分と守るべき部分を指示します。

白背景のパックショット

Subject: the product in the attached photo
Surface: seamless white sweep, soft contact shadow
Light: large overhead softbox, low contrast
Lens and angle: [85mm], straight on at label height
Finish: catalogue, true-to-life colour
Change only: the background and the shadow
Keep unchanged: label text, logo position, cap and body colour

正面の写真と、ラベルのアップを添付します。

ライフスタイルシーン

Subject: the product in the attached photos
Surface: [oak kitchen counter beside a cutting board]
Light: [morning window light from the left]
Lens and angle: [50mm], three-quarter view at eye level
Finish: natural, slight depth of field behind the product
Change only: the setting and props around the product
Keep unchanged: product shape, proportions, label and printed colours

2〜3方向の角度を添付します。Googleのドキュメントでは、それぞれが「忠実度の高い」オブジェクト参照として数えられます。

フラットレイ

Subject: each item in the attached photos, one of each
Surface: [matte stone slab]
Light: single diffused overhead source, short even shadows
Lens and angle: top-down, all items fully in frame
Finish: editorial, generous spacing between items
Change only: the arrangement and the surface
Keep unchanged: item count, each item's packaging and text

アイテムごとに写真を1枚ずつ添付し、モデルのオブジェクト上限内に収めます(Googleのドキュメントでは、Nano Banana 2は10枚、Proは6枚)。

モデル着用・手持ち

Subject: the product in the attached photos, held in [a right hand]
Person: [adult, short nails, no rings], face out of frame
Light: [soft daylight, outdoor shade]
Lens and angle: [35mm], close crop on the hand and product
Finish: phone-camera look, no retouching
Change only: the hand, the background and the light
Keep unchanged: the product's label facing camera and its scale in the hand

人物は特定の個人ではない、一般的な人として描写してください。クリエイター風の広告や実在人物の肖像には別のルールがあり、AI UGCプロンプトで解説しています。

季節・キャンペーン

Subject: the product in the attached photos
Surface: [frosted wooden table], [two pine sprigs]
Light: [cool key light with a warm rim]
Lens and angle: [70mm], slightly elevated front view
Finish: banner, empty space on the [right] third for copy
Change only: props, colour mood and the empty space
Keep unchanged: the product and every word printed on it

見出し用のスペースは空けておき、コピーはエディタで入れます。文字を正確に保てます。

同じ人物が商品を持つ場合の顔・シーン用プロンプトは、AIインフルエンサー用プロンプトにあります。

ラベルとロゴを正確に保つ

参照画像の上限

GoogleのGemini APIドキュメントでは、「忠実度の高いオブジェクトの画像」はNano Banana 2 Liteで最大14枚、Nano Banana 2で10枚、Nano Banana Proで6枚とされています。正面・背面・側面とラベルのアップで4枚になり、どのモデルの上限にも収まります。

入力忠実度

OpenAIのガイドは「input_fidelityパラメーターは、編集や参照画像を使うワークフローで、モデルが入力画像のディテールをどの程度強く保つかを制御します」と説明しています。gpt-image-2では、「モデルがすべての画像入力を自動的に高忠実度で処理する」ため、このパラメーターは「省略」します。OpenAIは、GPT Image 2.5 Sunburstモデルを「編集精度が最も重要なワークフロー向け」と位置づけています。

テキストレイヤー

Ideogramによると、「Layerize Text」の後は「デザイン内のすべての文字行が、選択可能な個別のレイヤーになり」、「ビジュアルデザインは生成されたままの状態で保たれます」。この機能は「無料プランを含むすべてのプランで利用でき」、APIからも使えます。

クリエイターが、Ideogramで生成された文字の行をクリックし、画像を再生成せずに誤字の修正とフォントの変更を行っています 動画:Ideogram AI Review 2026 – The AI That Finally Gets Text Right (4.0 & Editable Layers Tested)、YouTubeのTech Storm、。

これらのドキュメントに、ラベルを完全に正確にできると約束するものはないため、最後は目視で確認します。出力を100%で開き、ラベルを商品写真と見比べてください。文字が間違っている部分は、エディタで本物のラベルのアートワークに貼り替えます。

AI商品撮影のワークフロー

  1. 商品はシンプルに撮影します。スマホで、昼間の自然光のもと無地の背景で、表裏の両面とラベルのアップを撮ります。
  2. 背景を切り抜きます。PhotoroomとPixelcutはどちらも背景削除に対応しています。
  3. シーンを生成・編集します。Nano Banana、ChatGPT、Flairのいずれかに、切り抜き画像と撮影テンプレートを添付します。
  4. ラベルを100%表示で確認します。文字とロゴをすべて、ステップ1の画像と照合します。
  5. 文字を修正します。実際のラベルのアートワークを画像編集ソフトで合成します。Ideogramで生成した文字なら、テキストレイヤーで文言を編集できます。
  6. 配信面のアスペクト比で書き出します。
クリエイターがスマホで撮った商品写真の背景を削除して生成シーンに合成し、続けてAIモデルとカスタムモデルの機能を紹介します 動画:This $8 AI Tool Is Replacing Product Photographers (Flair AI)(Apexa AI、YouTube、)。

広告向けAI商品撮影ツールおすすめでは工程ごとのツールを比較しています。仕上がった静止画を動かすなら商品写真から動画生成をご覧ください。

プロンプトは無料でも、権利は有料

無料のプロンプトでも、広告として使えない画像ができることがあります。Photoroomの利用規約では、Freeアカウントのライセンスは「ご自身の個人的かつ非商用の目的」に限られます(2.1.b項、2026年7月29日付の規約)。

2025年2月28日以降に作成した画像について、Flairの規約には「Free、Pro、Pro+プランで作成した画像はFlair Galleryに表示され、他のFlairユーザーが個人利用・商用利用で使うこともできます」とあります(プライバシー、2024年7月19日)。

Flair AI利用規約のプライバシー項:非公開になるのはScaleプランで作成した画像のみ。2025年2月28日以降、Free、Pro、Pro+プランで作成した画像はFlair Galleryに表示され、他のFlairユーザーが個人利用・商用利用の場面で使える。画像の商用ライセンスを自分だけが持つには、Scaleプランに加入中に作成する必要がある
Flairの規約では、画像が非公開のままになるのはScaleプランだけ Flair AI利用規約(プライバシー)(取得)

プロンプトより先に、プランを確認してください。各ツールのプランと用途ごとの権利は、権利・利用条件の比較表にまとめています。

商品写真のAIプロンプトについて、セラーからよくある質問

商品撮影に向いているプロンプトとは?

置く面、光、レンズ、アングル、仕上がりを指定し、変えてはいけない点を書き添えます。Googleのテンプレートは、面、照明、アングル、重要なディテールの4点をカバーしています。

AIで商品のラベルを正確に再現できますか?

再現を約束しているベンダーはありません。印刷物と同じ正確さが必要なら、実際のラベルを合成してください。Ideogramのテキストレイヤーで編集できるのは、Ideogramで生成した文字だけです。

AI商品撮影の作例はどこで見られますか?

このページの動画では、スマホ写真をシーンに仕立てる流れとIdeogramのテキストレイヤーを紹介しています。Googleのプロンプトのブログでは、テンプレートで生成したコーヒーマグの作例を見られます。

出典

  1. Google AI for Developers:Image generation with Gemini、高い忠実度で扱える物体画像は、Nano Banana 2で最大10枚、Nano Banana Proで6枚、Nano Banana 2 Liteで14枚。最終更新2026年9月23日。確認日:
  2. Google Developers Blog:How to prompt Gemini 2.5 Flash Image Generation for the best results、2025年8月28日公開。セクション4、商品撮影テンプレートと出力例。確認日:
  3. OpenAI API documentation:Image generation、input_fidelityパラメータはgpt-image-2で高忠実度に固定。マスキングはプロンプトベースと説明。編集精度が最優先のワークフロー向けとしてSunburstを挙げている。確認日:
  4. Ideogram:Editable Text Layers、Layerize Textは生成した文字を1行ずつ編集可能なレイヤーに変換。無料プランを含む全プランとAPIで利用可能。確認日:
  5. Photoroom:Photoroom Terms and Conditions、2.1.b項、Freeアカウントのライセンスは個人的な非商用目的に限る。規約の日付は2026年7月29日。確認日:
  6. Flair.ai:Flair Terms of Service、プライバシー。Free、Pro、Pro+で作成した画像はFlair Galleryに表示され、他のユーザーが利用できる。規約の日付は2024年7月19日。確認日:

このページの変更履歴

  • Google、OpenAI、Ideogramのドキュメント(2026年10月2日確認)、PhotoroomとFlairの規約、5ツールに寄せられた公開ユーザーレビュー218件をもとに執筆しました。
Alexandre S.のポートレート

Alexandre S.

Alexandre S.は、複数のチャネルにまたがるデジタルマーケティングで10年の経験があるクリエイティブ広告ストラテジスト兼コピーライターです。