Brevoのメールマーケティング:送信数で課金、Aura AIはStarterから
Brevoの総評
Brevoは、送信数で課金されるため、月に1〜2回しか配信しない大規模リストに向いています。50,000件のコンタクトに月1回配信する場合、Starterで56ドルです(brevo.com/pricingでに確認)。Standardからは自動化ワークフローが無制限になります。なお、第6.7条では、利用しているサービスの改善のために、Brevoがコンテンツを使ってAI機能を学習させることが認められています。
Brevo
- おすすめな人
- 配信頻度が低いリスト。Freeはコンタクト100,000件まで保存でき、1日300通送信できます。Starterは月額9ドルで5,000通です。
- おすすめしない人
- 頻繁に送る名簿では、送信数に応じて料金が上がり、Starterにはメール数の段階に連動した連絡先の上限があります(5,000通で500件)。マーケティングオートメーションと送信時間の最適化はStandardからです。
| 提供元 | Brevo(旧Sendinblue) |
|---|---|
| カテゴリ | メールマーケティング |
| 作れるもの | メールキャンペーン、トランザクションメール、SMS・WhatsAppメッセージ、マーケティングオートメーション、AIによるメール文面・件名の作成 |
| 最低料金 | 月額$9から |
| 1回の生成あたりのコスト | 算出不可:数量を示すプランがないため |
| 広告での使いどころ | 利用規約(2025年10月1日版)。第6.4条:適用法令で認められる範囲で、ユーザーは(a)入力内容に関するすべての権利を保持し、(b)出力内容をすべて所有します。ただしBrevoは、他のユーザーが類似または同一の出力を生成した場合を除き、出力に関する すべての権利、権原および利益(もしあれば)をユーザーに譲渡するとしており、出力はユーザー間で固有とは限らないとされています(6.3)。学習については、第6.7条に BrevoはコンテンツおよびUsage Dataを使ってAI機能を強化・学習させることができるが、その目的はユーザーに提供するサービスの性能向上(特に不正行為、フィッシング、迷惑メールの防止)に限るとあります。また、外部のAIサードパーティ製品は AI機能の提供と法的義務の履行のためにのみデータを処理します。第7.1条は、サービス提供のためにBrevoがカスタマーコンテンツを利用するライセンスを定めています。AI機能は Control Centerで管理できますが、AIによるダッシュボードと、不正・スパム検知は無効にできません。ベンチマークに関する条項は見当たりませんでした。利用規約 |
| 無料プラン | あり。無料プランでの有料広告:不明 |
| 無料トライアル | トライアルなし:新規アカウントはすべてFreeプランで利用(料金FAQ、2026-11-01)。 |
| 対応言語 | Starterのカードにはサポートが6言語で受けられるとありますが、AIライティングの対応言語は料金ページに記載がありません。 |
| API | あり |
| ステータス | 稼働中 |
Brevoとは
Brevoは、旧Sendinblueのメールプラットフォームです。ニュースレターや自動配信メールに加え、SMS、WhatsAppメッセージ、APIによるトランザクションメール(領収書、パスワード再設定など)も送信できます。
プランはFree、Starter、Standard、Professional、Enterpriseの5つです。有料プランはすべて、月間のメール送信数で料金が決まります。リスト数が関係するのは、メール送信数の区分ごとに設けられたコンタクト数の上限を通してだけです。
この点でBrevoは少し変わっています。AIメールマーケティングまとめで紹介している他のメールツールは、多くがコンタクト数で課金するため、配信頻度が低いリストでも高いリストでも料金は変わりません。
リスト数別のBrevoの料金
Brevoの請求額は、配信の頻度で変わります。当サイトの料金表では、週1回のニュースレター相当として、1コンタクトあたり月4回の配信を想定しています。
| ツール | 500件 | 2,500件 | 10,000件 | 50,000件 | 無料プラン | 確認日 | 料金ページ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Brevo | $0 Free | $25 Starter | $46 Starter | $249 Standard | Free:コンタクト100,000件まで、月9,000通1日300通(月約9,000通)、保存コンタクトは100,000件まで、1ユーザー、Brevoロゴあり、オートメーションは2,000コンタクトまで。FreeでのAI利用は確認できませんでした。 | brevo.com/pricing |
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配信を減らすと、金額は大きく下がります。50,000件のコンタクトに月1回配信する場合は50,000通で、Starterでは月額56ドルです。同じリストに毎週配信するとStarterの上限である100,000通を超えるため、Standardの249ドルの区分が適用されます(pricing API)。
リストが小さい場合は、先にコンタクト数の上限に当たります。Starterの5,000通の区分で保存できるのは500件で、2,500件を保存するには、送信数がずっと少なくても15,000通の区分が必要です。各ステップと年払い割引の詳細は、Brevoの料金ページにあります。
AI機能が使えるBrevoのプラン
BrevoのAIは「Aura」という名前です。件名やメール文面の下書きとトーンの調整ができるコンテンツジェネレーターは、Starterから使えます。
| ツール | AI機能 | 最低プラン | 制限 | 確認日 |
|---|---|---|---|---|
| Brevo | 件名 AI content generator (Aura) | Starter | 上記と同じ機能です。 | |
| Brevo | メール作成 AI content generator (Aura) | Starter | 件名とメール本文の下書きを作成し、トーンも調整できます。無料プランで使えるかは未確認です(help.brevo.comにアクセスできませんでした)。 | |
| Brevo | セグメント AI segmentation (Aura) | Professional | 行動や属性から、オーディエンスのグループを提案します。利用規約には、AI Segmentationのアドオンも記載されています。 | |
| Brevo | 送信時間 AI send time optimization | 標準 | コンタクトごとに、反応しやすい時間帯に配信します。 | |
| Brevo | 商品提案 AI recommendations (advanced ecommerce) | Professional | AIによる商品レコメンド、再入荷通知、クーポン。 | |
| Brevo | AIエージェント MCP for ChatGPT and Claude | Starter | ChatGPTやClaudeなどのAIツールから、キャンペーンやコンタクトを管理できます。 | |
| Brevo | その他 AI Data Analyst (Aura) | Professional | 自社データについての質問に、普通の言葉で答えます。 |
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Starterには、MCPコネクターも含まれています。MCPは、ChatGPTやClaudeなどのアシスタントをアカウントにつなぐ標準規格で、キャンペーンやコンタクトの管理を任せられます。
送信時間の最適化は、コンタクトごとに開封されやすい時間帯を選ぶ機能で、Standardが必要です。AIセグメンテーションと、データについての質問に自然な言葉で答えるAI Data Analystは、月額499ドルのProfessionalで使えます(料金ページ)。
BrevoのAIエージェントのページには、マーケティングからデータまで、4つのAIエージェントのカードが並んでいます。
料金ページのFreeのカードには機能の記載がなく、Freeでコンテンツジェネレーターが使えるかどうかはわかりません。Brevoの利用規約ページには、AIプロバイダーとしてOpen AI、Google Gemini、Anthropic、Langfuseが挙げられています。競合ツールが同じ役割をどのプランに置いているかは、AI機能ガイドで比べられます。
BrevoはコンテンツをAI学習に使うのか
はい。ただし、定められた目的の範囲内です。利用規約の第6.7条には、Brevoは「ユーザーに提供するサービスの性能向上のみを目的として、コンテンツおよびUsage Dataを使ってAI機能を強化・学習させることができる」とあります。
Terms of use, 6.7
Brevo may use Content and Usage Data to enrich and train its AI Features for the sole purpose of improving the performance of the Services provided to You, in particular to prevent fraud, phishing and unsolicited electronic communications, and to secure the Services.
| ツール | データでAIを学習させるか | ひとことで言うと | 該当する条項 | 利用規約 |
|---|---|---|---|---|
| Brevo | あり | 利用規約6.7によると、Brevoはコンテンツと利用データをAI機能の強化・学習に使うことがあり、目的は提供サービスの改善、特に不正行為・フィッシング・スパムの防止です。サードパーティのAI提供元は、AI機能を提供するためだけにデータを処理します。AI機能はControl Centerで管理できますが、不正・スパム検知は無効にできません。オプトアウト:アプリ内のControl CenterでAI機能を管理できます。ただし学習が止まるとは規約に書かれておらず、不正・スパム検知はオフにできません。 | Brevo may use Content and Usage Data to enrich and train its AI Features for the sole purpose of improving the performance of the Services provided to You, in particular to prevent fraud, phishing and unsolicited electronic communications, and to secure the Services.Terms of use 6.7 | 2025年10月1日付 |
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同じ条項では、その目的を「特に不正行為、フィッシング、迷惑メールの防止」としています。外部プロバイダーは「AI機能の提供のためにのみデータを処理」します。
確認しておきたい点が2つあります。条項には、AI機能はユーザーが実際に積極的に使わない限りデータを処理しないとあります。アプリ内の「Control Center」でAI機能を管理できますが、「組み込みの不正・スパム検知システム」は無効にできません。また、機能をオフにすれば学習も止まるのかどうかは、規約に書かれていません。
権利については、第6.4条で、出力内容は「適用法令で認められる範囲で」ユーザーが所有するとされています。この条項をほかの14ツールと並べたものは、AI学習ガイドにあります。
1日300通の上限、コンタクト数の制限、到達率
Freeは1日300通まで送信できます。月の送信数がどれだけ少なくても、300件を超えるリストには、Freeではニュースレター1通を送り終えるのに1日以上かかります。
もう一つの落とし穴が、コンタクト数の上限です。StarterとStandardで保存できるのは、5,000通の区分で500件、10,000通で1,500件、15,000通で2,500件です(pricing.md)。20,000通の区分からは上限が500,000件に跳ね上がります。配信停止済みのコンタクトが上限に含まれるかどうかは、Brevoは公表していません。
BrevoのMailchimpとの比較ページによると、Freeでも2,000コンタクトまでは自動化を利用できます。一方、Starterのカードにはマーケティングオートメーションの記載がなく、Standardのカードには複数ステップのワークフローが無制限とあります。大きなリストでウェルカムシリーズを組むなら、Standardが必要です。
専用IP(自分のメールだけが送信元になるアドレス)は、料金ページではEnterpriseのカードに載っています。StarterとStandardには、専用IPの価格表示がありません。Professionalには、到達率の専門家に相談できる時間が年3時間付いています。
Brevoの評判:無料プランは好評、配信停止には疑問の声
2026年6月3日から10月9日までのReddit投稿5件を確認しました。うち3件は本文が削除されているため、タイトルのみを対象としています。
はっきりした好評は、小規模な送信者向けの無料プランについてです(5件中1件:Reddit)。このコメントでは、1日300通の無料送信を「小規模な会社には十分」と評価しています。
最も詳しい不満は、配信の同意に関するものです。ある投稿者は「Brevoは自動化で送るメールをすべてトランザクションメールとみなす」ため、そこに入れた配信停止リンクではトランザクションメールしか止められない、と書いています(5件中1件:Reddit)。別のタイトルでは、最初の送信前から、専用IP2つがMicrosoftのSNDS評価ツールで赤判定になっていたと報告されています(5件中1件:Reddit)。
Brevoのメリット・デメリット
メリット
- Freeでも最大100,000件のコンタクトを保存でき、1日300通まで送信可能
- StarterにAuraコンテンツジェネレーターとMCPコネクターが含まれる
- 配信頻度が低ければ安い:50,000件に月1回配信なら、Starterで56ドル
- 全プランでAPI・SMTPによるトランザクションメールに対応(料金FAQ)
- あるユーザーは、1日300通の無料送信を「小規模な会社には十分」と評価(5件中1件:Reddit)
Brevoと他ツールの比較
Brevo vs MailerLiteでは、小規模な送信者の多くが迷う「送信数課金か、購読者数課金か」を比べています。BrevoはECサイト向けメールツール一覧にも掲載しており、Professionalプランでは、AIによる商品レコメンドが加わります。
メール料金比較表では、自分のリスト数と送信数を入力して、15ツールすべての料金を調べられます。Mailchimpからの乗り換えを検討中なら、Mailchimpの代替ツールのページで、Brevoと他ツールの料金を比較できます。
Brevoのよくある質問
BrevoはSendinblueと同じ?
はい。Brevoは旧Sendinblueの現在の社名で、プラン名もBrevoに変わっています。
Brevoは無料で使えますか?
はい。Freeでは最大100,000件のコンタクトを保存でき、1日300通まで送信できます。ただし、各メールにBrevoのロゴが入ります。
Brevoはコンタクト数で課金されますか?
いいえ。有料プランは月間のメール送信数で課金され、送信数の区分ごとに保存できるコンタクト数の上限が決まっています。
BrevoにAI機能はありますか?
はい。Auraによる文面・件名の下書きはStarterから、送信時間の最適化はStandardから、AIセグメンテーションはProfessionalから使えます。
Brevoは自分のメールをAI学習に使いますか?
利用規約(第6.7条)では、提供サービスの改善を目的として認められています。また、規約には「組み込みの不正・スパム検知システム」は無効にできないとも書かれています。
出典
- Brevo:Brevo pricing(プランのカード、年払い割引の切り替え、課金に関するFAQ)。確認日:
- Brevo:Brevo pricing API(料金ページの元になっているメール送信数の区分とオプション料金、USD)。確認日:
- Brevo:Brevo pricing in Markdown(メール送信数の区分ごとのコンタクト上限、2026年9月29日生成)。確認日:
- Brevo:Brevo terms of service(2025年10月1日版。出力に関する第6.4条、Control CenterとAI学習に関する第6.7条)。確認日:
- Brevo:Brevo vs Mailchimp(Freeプランの自動化の上限:2,000コンタクト)。確認日:
- Reddit:r/Emailmarketing threads naming Brevo(2026年6月3日〜10月9日の投稿・コメント5件、うち3件は本文が削除済み)。確認日: