HubSpotのメールマーケティング:リスト規模別のMarketing Hubの料金と、AIが使えるプラン
HubSpot Marketing Hubの総評
HubSpot Marketing Hubは、すでにHubSpot CRMを使っていて、Starterで小規模なリストにメールを送るチームに向いています。Starterはマーケティングコンタクト1,000件で月額20ドル(料金確認日)。Content agentにはProfessionalが必要で、月額890ドルに加えてオンボーディング費用3,000ドルがかかります。
HubSpot Marketing Hub
- おすすめな人
- すでにHubSpot CRMで販売しており、同じコンタクト情報でマーケティングメールも配信したいチーム。Starterの1席から始められます。
- おすすめしない人
- 少ない予算でAIによるメール作成をしたい場合。Content agentはProfessionalからで、1回限りのオンボーディング費用が必須です。BrevoならStarterでAIコンテンツ生成のAuraが使えます。
| 提供元 | HubSpot, Inc.(米国) |
|---|---|
| カテゴリ | メールマーケティング |
| 作れるもの | マーケティングメール、マーケティングオートメーションのワークフロー、フォーム・LP、BreezeエージェントによるAIコンテンツ作成(Professional以上) |
| 最低料金 | 月額$20から |
| 1回の生成あたりのコスト | 算出不可:数量を示すプランがないため |
| 広告での使いどころ | Product Specific Terms セクション7.5(2026年9月16日最終更新):販売や公開などの商用目的を含め、AI Outputを利用・活用するために有する一切の権利は、利用者が保持します。また、AI Outputは ユーザー間で重複する可能性があります。セクション7.2では、AI InputとOutputの責任は利用者が負うとされています。セクション7.6:Customer Dataを含むAI InputとOutputは、AIサービス提供事業者(セクション内に名称なし)と共有されます。Customer Terms of Service セクション5.3.1(2026年9月16日最終更新):HubSpotは Customer Dataを自社のAIモデルの学習にも使用することがあり、利用者は HubSpotアカウントの設定を更新することでオプトアウトできます。セクション7.1には、一部のAI設定が初期状態でオンになっているとあります。プライバシーポリシー(2026年9月16日更新)には、HubSpotが個人データを 自社のAIモデルの学習のために処理することがあると記載されています。利用規約 |
| 無料プラン | あり |
| 無料トライアル | 無料ツール:HubSpotのブランド表示付きで、メール送信は暦月ごとに2,000通(製品カタログの無料ツールの項、2026年11月1日)。hubspot.com/pricing/marketingのページはスクリプトで描画されるため、テキストはWebFetchで取得しました。 |
| 対応言語 | 非公開 |
| API | あり |
| ステータス | 稼働中 |
HubSpot Marketing Hubとは
HubSpot Marketing Hubは、多くの営業チームが使っているCRM、HubSpotのメールと自動化を担う製品です。CRMとは、顧客とリードを1人1件のレコードで管理するデータベースのこと。Marketing Hubは、そのレコードをもとに、メール配信、自動シーケンスの実行、フォーム作成を行います。
課金の考え方の基本は「マーケティングコンタクト」です。HubSpotがメールを送ってよいコンタクトを自分で選び、その分だけ支払います。それ以外のコンタクトは、1500万件までCRMに無料で置いておけますが、マーケティングメールは受け取れません(製品カタログ)。
大規模なCRMと小さなニュースレターのリストを持つ、営業主導の企業に向いた仕組みです。リスト全体が読者という発信者にとっては、メリットがありません。
AIメールマーケティングまとめでは、HubSpotを当サイトで追っている他の14つのメールツールと並べて比較しています。
リスト規模別のHubSpotの料金
HubSpotは追加のマーケティングコンタクトを、Starterは1,000件、Professionalは5,000件のブロック単位で販売しています。表では各リスト規模を該当するブロックに切り上げているため、Starterではコンタクト2,500件は3,000件の段階で課金されます。
| ツール | 500件 | 2,500件 | 10,000件 | 50,000件 | 無料プラン | 確認日 | 料金ページ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| HubSpot Marketing Hub | $20 Marketing Hub Starter | $120 Marketing Hub Starter | $410 Marketing Hub Starter | $2,010 Marketing Hub Starter | Free:月2,000通無料ツールで送信できるメールは暦月あたり2,000通で、HubSpotのブランドが入ります(カタログの無料ツールの項目)。Smart CRMのコンタクトは無料で、無料ツールでは有料機能の制限版を利用できます。 | hubspot.com/pricing/marketing |
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どの規模でもStarterのほうが安いプランです。コンタクト10,000件では月額410ドルに達しますが、Professionalはオンボーディング費用を除いて1,390ドルです(カタログ)。
席を追加すると費用が増えます。Starterにはコアシートが1席、Professionalは3席、Enterpriseは5席含まれます。Content agentもProfessionalに含まれます。
各コンタクトブロックとアドオンの価格は、HubSpot Marketing Hubの料金ページに載っています。
AI機能が使えるHubSpotのプラン
HubSpotはAIをBreezeと呼んでいます。メールに関わる機能はエディションごとに分かれており、カタログではその大半がBetaと表示されています。
| ツール | AI機能 | 最低プラン | 制限 | 確認日 |
|---|---|---|---|---|
| HubSpot Marketing Hub | メール作成 Breeze Assistant (generates content inside the CRM) | Smart CRM(エディション別の表記はテキストで読み取れず) | カタログではSmart CRMの項目に、コンテンツを生成できるアシスタントとして掲載されています。全エディションに搭載されているかは確認できませんでした | |
| HubSpot Marketing Hub | 送信時間 Email send time optimization (Beta) | Enterprise | Professionalでは対象外 | |
| HubSpot Marketing Hub | AIエージェント Content agent (Beta) | Professional | HubSpotクレジットを消費(月3,000クレジットがProfessional、5,000がEnterprise) | |
| HubSpot Marketing Hub | パーソナライズ Brand voice / Brand identity (Beta) | 未確認 | 機能の行として記載。プランごとの印はテキストで読み取れませんでした | |
| HubSpot Marketing Hub | その他 AI email template upload (Beta) | Professional | ProfessionalとEnterpriseで月100回アップロード可能 |
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Content agentはマーケティングコンテンツを書くツールで、Professionalが必要です。AIの利用枠である月間のHubSpot Creditsを消費し、Professionalは3,000、Enterpriseは5,000です。AIメールテンプレートのアップロードも月100回までで、こちらもProfessionalからです。
各連絡先が最も開封しやすい時間帯を選んで配信する「Email send time optimization(配信時間の最適化)」は、Enterpriseプラン限定です。
連絡先が10,000件の場合、Content agentを使えるプランはStarterより月額980ドル高く、さらに初期費用として3,000ドルが1回かかります(料金ページ)。
HubSpotはリストをAIの学習に使うのか
設定を変えない限り、使われます。Customer Terms of Serviceの第5.3.1条により、HubSpotはカスタマーデータでAIモデルを学習させることができます。オプトアウトはアカウント設定から行います(利用規約、2026年9月16日最終更新)。
Customer Terms of Service, 5.3.1 Machine Learning and AI
We may also use Customer Data to train our AI models in compliance with our obligations under the Agreement. You may opt out of having your Customer Data used for this purpose by updating your settings in your HubSpot account.
| ツール | データでAIを学習させるか | ひとことで言うと | 該当する条項 | 利用規約 |
|---|---|---|---|---|
| HubSpot Marketing Hub | はい(オプトアウトしない場合) | Customer Terms of Service 5.3.1:HubSpotは、カスタマーデータをAI機能の開発・改善やAIモデルの学習に使うことがあります。アカウント設定でオプトアウトでき、オプトアウトしてもAI機能は引き続き使えます。AI関連の一部の設定は、初期状態でオンです(Product Specific Terms 7.1)。プライバシーポリシーには、HubSpotが個人データをtrain our AI modelsのために処理することがあると記載されています。7.6では、AIの入力と出力がサードパーティのAI提供元と共有されます。オプトアウト:アカウント設定。規約はナレッジベース記事 Opt out of HubSpot’s machine learning data useを案内していますが、推測したURLではページが見つからず、メニューの正確な手順は未確認です。 | We may also use Customer Data to train our AI models in compliance with our obligations under the Agreement. You may opt out of having your Customer Data used for this purpose by updating your settings in your HubSpot account.5.3.1 Machine Learning and AI (Customer Terms of Service) | 2026年9月16日付 |
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この設定は初期状態でオンです。HubSpotのヘルプ記事によると、「設定」→「AI」→「アクセス」タブにある「AI Model Training」が該当します。オフにできるのはスーパー管理者のみで、設定はアカウント全体に適用されます(ヘルプ記事、2026年9月8日更新)。
Understand HubSpot’s AI model training
Super Admins permissions are required to turn off the AI Model Training toggle in your account’s AI settings.
This setting applies at the account level, and covers all eligible customer data.
It is not possible to delete previously used data from trained models. Opt-outs will only apply moving forward.
オプトアウトの効果は今後の利用分だけです。「学習済みモデルから、過去に使用したデータを削除することはできません」と明記されています。気になる管理者は、利用開始の初日にオフにしておくのが安全です。
ほかにも注意したい条項が2つあります。Product Specific Termsの7.6では、AIへの入力内容と出力結果が、社名を明かしていない外部のAIプロバイダーに送られると定めています。一方、7.5ではAIの出力を「あらゆる適法な目的」に使えるとしつつ、ユーザー間で内容が重複する可能性があると注意しています(Product Specific Terms)。この点はAI学習ガイドで15ツールを比較しています。
コンタクトのカウントと到達率の落とし穴
到達率とは、メールが迷惑メールではなく受信トレイに届くかどうかのことです。HubSpot自身の文書を読むと、ここには2つの落とし穴があります。
1つ目は、一方通行のコンタクト段階です。段階を超えると、請求はすぐに上がります。コンタクトを非マーケティングに戻しても、反映されるのは翌月または更新時で、段階そのものは更新前には下げられません(カタログ)。そのため、古いリストを「ちょっと確認するだけ」のつもりで取り込むと、更新まで高い請求が固定されることがあります。
2つ目は、送信数の上限です。コンタクト段階に対して、Starterは5倍、Professionalは10倍、Enterpriseは20倍までしか送れません。たとえば1,000件のリストに週2回配信すると、月に約8,660通(1,000件×2回×4.33週)になり、Starterの上限5,000通を超えます。
Redditには、設定まわりのスレッドが2件あります。1件は、HubSpotから送ったメールが新しいOutlookで「未確認」と表示されたという相談で、原因は送信元と一致しないリターンパスのドメインでした(Reddit)。もう1件は、古いB2Bの登録者25,000件を取り込む前に、送信者レピュテーションを心配する投稿です(Reddit)。
TrustpilotとRedditに見るHubSpotの評判
対象は22件の情報源で、Trustpilotの最新20件のレビューと、2025年9月10日〜2026年10月29日付のRedditスレッド2件です。TrustpilotではHubSpotが1社として評価されるため、マーケティングだけでなく、CRM、営業、サポートへの不満も混在しています。ページ全体のレビューは1,179件で、そのうち52%が星1つです(Trustpilot)。
不満で最も多いのは契約に関するものです(22件中7件:Trustpilot)。期限を過ぎて年間プランが自動更新された、使っていないサービスの料金を請求された、という声があります。
次に多いのはサポートの遅さです(22件中6件:Trustpilot)。続いて、ユーザー数やアドオンが必要になって費用がかさむという声があります(22件中5件:Trustpilot)。
好意的な声は多くありません。「これまで使った他のCRMより良い」という評価や、購入から納品までがスムーズだったという声があります(Trustpilot)。一方で、新しい機能やモジュールを「少しもどかしい」と評するレビューもあります(Trustpilot)。22件のうち、学習のオプトアウトに触れたものはありません。
HubSpot Marketing Hubのメリット・デメリット
メリット
- 課金対象はマーケティングコンタクトのみ。CRMのそれ以外の部分は無料(カタログ)
- ブロック単位の料金を公開しており、営業に問い合わせなくてもどの規模のリストでも料金を算出可能
- 無料ツールで月2,000通まで送信可能(HubSpotのブランド表示あり)
- メールと営業の記録を、1つのCRMコンタクトにまとめて管理(カタログ)
- 他のCRMより高く評価する声や、購入から納品までがスムーズという声あり(22件中2件:Trustpilot)
- アカウント設定でAI学習をオプトアウト可能(第5.3.1条に記載)
デメリット
- 契約の自動更新と、未使用サービスへの課金(22件中7件:Trustpilot)
- サポートが遅く、担当部署をたらい回しにされる(22件中6件:Trustpilot)
- ユーザー数やアドオンが必須になり、費用がかさむ(22件中5件:Trustpilot)
- Content agentとAIテンプレートのアップロードはProfessionalから。オンボーディングも必須
- AI学習は初期状態でオン。オプトアウトしても、過去の利用分はモデルに残る
- コンタクト段階は更新前に下げられない
HubSpotと他ツールの比較
ActiveCampaignもリスト規模でオートメーションを販売しており、公開しているのは年払いのみです。Brevoは送信数に応じた課金なので、大きなリストにたまにしか送らない場合に向いています。Mailchimpは配信停止したコンタクトも課金対象に数えます。HubSpotのマーケティングコンタクトの考え方とは正反対です。
AIメールマーケティングツールでは、各プランでAIにできることをもとに全ツールをランキングしています。メール料金比較表では、15ツールの料金を自社のリスト規模で比較できます。
HubSpotのメールマーケティングに関するよくある質問
HubSpotのメールマーケティングは無料?
制限付きで無料です。HubSpotの無料ツールでは、HubSpotのブランド表示つきで月2,000通までマーケティングメールを送信できます。ブランド表示を外したりオートメーションを使ったりするには、Starter以上が必要です。
HubSpotのマーケティングコンタクトとは?
HubSpotからのメール送信を許可するコンタクトとして指定したものです。課金対象はマーケティングコンタクトのみです。非マーケティングコンタクトは無料ですが、マーケティングメールは受信できません。
HubSpotはコンタクトをAIの学習に使う?
初期設定では使われます。第5.3.1条で認められており、スーパー管理者はアカウントのAI設定で「AI Model Training」をオフにできます。過去の利用分はモデルに残ります。
AIでメールを作成できるHubSpotのプランは?
Content agent(Beta)は、Marketing Hub Professionalから利用できます。配信時間の最適化はEnterpriseが必要です。
出典
- HubSpot:HubSpot Marketing Hubの料金、Free・Starter・Professional・Enterpriseのプランカード、含まれるコンタクト数とクレジット、オンボーディング費用。確認日
- HubSpot:HubSpot Product and Services Catalog(製品)、定価、コンタクトのブロック料金、送信上限、ユーザー数、HubSpot Credits、エディション別のAI機能。確認日
- HubSpot:HubSpot Product and Services Catalog(無料ツール)、HubSpotブランド表示つきで月2,000通まで送信可能。確認日
- HubSpot:HubSpot Customer Terms of Service、2026年9月16日最終更新。カスタマーデータでのAIモデル学習に関する第5.3.1条。確認日
- HubSpot:HubSpot Product Specific Terms、2026年9月16日最終更新。マーケティングコンタクトに関する第3項、AI機能に関する第7.1〜7.6項。確認日
- HubSpot:Understand HubSpot’s AI model training、2026年9月8日最終更新。AI Model Trainingスイッチの場所と、オフにできる人。確認日
- Trustpilot:HubSpot on Trustpilot、HubSpot社ページ全体の最新20件のレビュー(全1,179件)。確認日
- Reddit:Unverified Sender on Outlook, from HubSpot Emails、r/Emailmarketingのスレッド、2026年7月27日。確認日